石狩市民図書館

子母澤寛 生誕130年記念特別展示がスタートしました

今回は厚田三部作をテーマとし、第一弾から第三弾までのロングラン企画となっています。

第一弾では「蝦夷物語」の自筆原稿を展示しているほか、子母澤寛ゆかりの品として、筆や帽子、日常を撮影した写真などを展示しています。
第一弾の目玉である自筆原稿を見ていると、推敲を重ねた跡がよく分かり、一つの作品を作る大変さが伝わってきます。
そしてパネルでは年譜や作品の紹介もしていますので、初めて子母澤寛をご存じになった方でも、同氏がどのような作家で、どのような作品を書いていたのか分かります。
自筆原稿やゆかりの品は不定期で入替えも行いますので、期間中お立ち寄りの際にはぜひのぞいてみてください。

今回展示を行うにあたり、再度作品を読み、資料をまとめ、ゆかりの品を扱っていると、改めて子母澤寛の人となりを見た気がしてより愛着がわきました。
子母澤寛の作品は、幕末ものや股旅ものなど時代背景を知らないと難しく感じてしまう作品もあるかもしれませんが、食や当時飼っていた猿に関するものをテーマとした読みやすいものや、短編もあります。

厚田が生んだ作家の作品に、ぜひ触れてみてください。

展示のスケジュールなどの詳細はこちら

展示企画製作担当司書 R.Y

子母澤寛 生誕130年記念特別展示の様子1

子母澤寛 生誕130年記念特別展示の様子2

子母澤寛 生誕130年記念特別展示の様子3