石狩市民図書館

市民展示室「棚田写真展 ~失われゆく文化遺産~」を開催中 12月3日(日)まで

石狩市民展示室(石狩市民図書館 本館 閲覧室内)では、「棚田写真展 ~失われゆく文化遺産~」の展示を開催しています。

展示者の宮坂康夫さんからのコメントです。
「この3年間の春と秋に、妻から借りたポケットデジカメで全国の棚田を撮影しながら、50ヵ所ほど自転車で巡ってまいりました。
見えたままが写れば満足な私には、人間の眼より強力な解像度のカメラは必要がないような気がしました。
車やバイクではなく自転車で訪れることで、棚田で農作業をされている方から話しかけていただきお話を聞くこともできました。
棚田には、人が丹精した美しさと歴史を継承する尊さがあります。しかし、「手間ばかりかかる」という声があるため、5年10年のうちに半減してしまうのではないかと気がかりです。
細かいところまで手を抜かず、最大限の配慮と努力をする日本人の精神の象徴として、棚田を後世まで残していきたいものです。」

今回の展示では、北は岩手県、南は長崎県までの美しい棚田の写真が18点展示されています。
それぞれの写真には、撮影時の背景やエピソードが添えられてありますので併せてご覧ください。
失われつつあるこの貴重な文化を、写真を通じて感じてみませんか?展示期間は、12月3日(日)までです。

【市民展示室の利用申込について】 
石狩市民展示室は、石狩市民個人(市内在学・在勤者含む)が無料で利用できる展示室です。
現在、12月から令和6年3月までの利用申し込みを受け付けています。詳しくは、以下のページをご覧ください
https://www.ishikari-library-unet.ocn.ne.jp/TOSHOW/html/shimintenji.html


市民展示室「棚田写真展」写真1

市民展示室「棚田写真展」写真2

市民展示室「棚田写真展」写真3