石狩市民図書館

あなたの知らない缶詰の世界

令和3年10月10日(日)に「缶詰の日講演会」をオンラインで開催しました。
これは缶詰発祥の地という共通の歴史をもつ、「長崎」のミライon図書館と「石狩」の石狩市民図書館で行っている連携企画の第3弾です。

第1部では、いしかり砂丘の風資料館学芸員の工藤 義衛(くどう ともえ)氏より、石狩で操業していた北海道開拓使石狩缶詰所にまつわるお話をいただきました。
缶詰工場は外貨を獲得するために輸出を意識したものであったことや、生産材料が近いところに工場を設置することが重要だったことなどをご紹介いただきました。

第2部では、公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会の藤崎 享 氏より、缶詰・びん詰・レトルト食品の保存の仕組みについてお話をいただきました。
缶詰の賞味期間はおよそ3年間であるが、100年後に開封しても中身は何ともない缶があったなど、とても興味深いエピソードをご紹介いただきました。

缶詰の歴史や保存方法…、(缶詰だけに)蓋を開けると実に奥が深い世界です。
石狩市民図書館には缶詰関連本もそろえておりますので、興味を持たれた方は、是非、ご利用ください。

缶詰講演会の様子1

缶詰講演会の様子2

缶詰講演会の様子3